そろばん学習に対する疑問にお答え!
A. そろばんをいつも持ち歩く人は現代ではいません。ところが珠算式暗算は身につけている人はいつでも使えるそろばんを頭の中に隠し持っています。計算の答を知るだけなら電卓でもいいんです。そろばんを習ったからといって「世の中の計算すべてをそろばんでやるべき」とは決して思いません。しかし、そろばんには電卓にはない素晴らしい点がいくつもあります。いきなり答というゴールに運ばれる電卓に対し、そろばんは答までの計算という道のりを自らの力で一歩一歩確かめながら歩くようなものです。「自分の力で計算するそろばん」と「答を教えてもらう電卓」といえます。現代人は自分になり代わって色々なことをしてくれる便利なものに囲まれているために、「自力」をどんどん衰えさせていることは社会問題にもなっています。そして、それは子供達も例外ではありません。過程を見ながら計算できるだけでも教育的価値は十分といえますが、「自力」を育てられるそろばん学習は子供達を輝かせるために、現代にこそ本当に大切ものだと思います。
A. 本当です。全国の小学校や幼稚園・保育園でも積極的に取り入れようというところが年々増えてきています。そろばんは数の大小が見えることから数の概念を身につけるのに適しています。またその学習の過程において計算力はもとより、たくさんの力を子供たちに与えてくれ、さらにその効果が算数だけにとどまらないことが広く知られるようになったからです。そして、その波はすでに世界の学校現場にも大きく広がっています。
Q. スマホにもついてるし、電卓があればいいんじゃないですか?
Q. いま、そろばんがアツいって本当ですか?
Q. そろばん教室は勉強するところ?
A. そろばん学習は学校のように鉛筆を持って机に向かうし、目的が計算なので「勉強」と思われがちです。でもそろばん学習を「勉強」だと思って取り組むと、実ははっきり言 って面白くないです。たくさんの問題を解いて間違ったら修正。その繰り返しを延々とす るだけでは大人でさえ飽きてしまいます。子供の頃そろばんを習っていたけど楽しくなくて嫌いだったという人は、そろばん学習への接し方を少々見誤っていたかもしれません。 そろばん学習は「脳のスポーツ」と言われるように、できる限り無駄を省き、スピードと 正確さを追求し、自分の限界に挑戦する。というのが本当の姿です。最大限の集中力を発揮し、ベストタイムでゴールし、さらにミスは最小限に。これはまさにスポーツです。し かも競技会だってあるので勝ったり負けたりもします。基本シンプルであるが故に奥が深く、やればやるほど必ず上達し、確かな実感として自分の成長を感じることができます。 そこがそろばん学習の醍醐味です。
A. そろばんの珠をにイメージし、 そのイメージの珠上げたり下げたり操作することによって計算をおこなう暗算方法で、訓練によって身につけられる特殊能力の一つです。また、長く訓練を続けてイメージが定着すれば一生消えることはありません。
A. もともとそろばんは何歳からでも使い方を身につけられるものです。認知症予防に役立つとして高齢者の方がそろばんを始めてもいいです。資格として中高年の方が始めてもいいでしょう。ただ珠算式暗算の能力の開発という点において幼児・低学年の時期に始めるのが最も有利であると言われています。しかし、どの習い事でもそうですが、まずはきちんと人の話を聞く事ができるとか、じっくり物事に取り組む事ができるなど、身体面もそうですが内面的な部分でも家庭である程度の準備ができてから始めるのが良いでしょう。
A. いま、そろばん学習にパソコンは大きく役立っています。パソコンで学習するメリットは間違うと次の問題に進めないとか、正解するたびに問題が難しくなっていくなど、決してプリント問題ではできないような練習ができる点です。また。今話題のフラッシュ暗算も普段の練習の定番メニューとなっています。
Q. 珠算式暗算ってなにがちがうの?
Q. そろばん学習を始める適齢期は?
Q. そろばん教室なのにパソコンをたくさん置いてるのはどうして?
Q. フラッシュ暗算ってなに?
A. フラッシュ暗算とは画面に連続でパッパッパッパッと表示される数字を次々に計算していく暗算種目の名称です。表示された数字はすぐに消えるため、計算スピードがついていけないと正解することができません、暗算で特にマイペースな人のスピードアップ強化 には大変有効な練習方法です。また、珠算式暗算の能力の素晴らしさを未経験者の人に知ってもらうのに最も分かりやすい方法なので、テレビや各種イベントで珠算式暗算のPRをする際よく用いられます。
A. 人間は右脳と左脳がそれぞれ役割分担をしながら考えたり、体を動かしたりしています。
主に左脳は論理的な思考、右脳は創造的な思考を担っているとされています。一般的に計算をする際には左脳が活発に働くのですが、実は珠算式暗算で計算する際には右脳が活発に働くことがわかっています。これは珠算式暗算がイメージ上のそろばんを操作することによって計算を行うからです。また左脳は右半身の動きを担うため右手で弾くそろばんでは左脳も刺激されることから、珠算式暗算では両方の脳を刺激する事ができます。